祖師寿のお祝い
真宗高田派では親鸞聖人が90歳まで長生きされたことに因んで、数えで90歳となられた方々を「祖師寿(そしじゅ)」と称してお祝いしていただけます。本来は三重県津市の高田本山で行われる式典に参加したいところですが、なかなかここから出向いてゆくのも大変なので、本山から送られてくる表彰状や記念品をお渡しして、一緒に正信偈を勤め聖人を偲ぶ法要を行っています。
今年の受章者は四名です。ご本人がいらしたのがお二人。お元気です。また代理で参加されたご家族に連れられて受章者のひ孫さんも参列されてにぎやかな会となりました。
今回ひとつ驚いたこと。受章者お二人が実は若い頃(60年以上昔)、畑で顔をちょくちょく合わせていた者同士だったらしく、本堂に上がるなり「まぁ!久しぶり」と再会を驚き喜ばれていました。その場に居合わせた私も感動しておりました。実は受章者のお一人は実は昨年受けることができたのですが、満年齢となる今年になって申し込まれていたのです。もし、通常の手続きで昨年に来られていたら二人の再会は無かったことでしょう。
これも不思議なことであります。