関東へ研修旅行

昨日までの二日間、私は東京へと出かけておりました。これは愛知県の高田派の僧侶を主だった会員とする「髙朋会」という集まりの研修旅行です。

東京に滅多に行くことなどない、私のようなもののためにスカイツリーへと案内していただきました。とにかく高い!秀逸なエレベーターに乗ると、揺れることも加速感を感じることもなく「天望デッキ」そして「天望回廊」に到着。高層ビルたちがずっと下の方に見えるのです。「人間ってすごいな」と素直に思いました。こんな雲よりも高いところへ労することも無くやって来られたことに驚く。

 

 

 

 

今回の旅行は見上げるものが続きます。バスに揺られて「牛久大仏」へ。バスの窓からは随分遠くからその上半身は見えていたものの、近づけど一向に全身像が見えてきません。「どれだけ大きいんだ」まるで映像を見ているかのようで、その巨大さを把握しきれません。高さ120mというのだが、ビルディングと違って人の姿(阿弥陀仏)であの大きさであることに、私の頭がついて行けない状態になってしまいました。

一体どこの新興宗教が造ったのだろうと思いきや、なんとそれは「浄土真宗東本願寺派・本山東本願寺」だと聞きびっくり。
東本願寺派といえば、伝統教団「真宗大谷派(おひがし)」から分かれたところ。どういった解釈でこのような巨大な阿弥陀さまを誕生させたのでしょうか。謎であります。

 

 

その後「JAXA筑波宇宙センター」なども見学しましたが、なんと言っても一番の目的は「専修寺」へのお参りです。専修寺といえば三重県津市にあります高田本山も専修寺ですが、これは元々はこちら栃木にあります専修寺がはじまりであります。親鸞聖人が関東において布教活動の拠点として一宇を設けられたのが専修寺の始まりと伝わっています。
その後15世紀に高田派第十世真慧上人の時に伊勢国津一身田に西国布教のために建てた専修寺がやがて高田本山となりました。

 

こちら本寺(栃木の専修寺)の特徴はなんと言っても如来堂のご本尊が、阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩が一つの光背に納められた「一光三尊仏」であるということです。

 

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